竹田青嗣 『現代思想の冒険』 まとめ④と全体の感想 バタイユ、竹田的哲学

竹田青嗣『現代思想の冒険』のまとめ④である。まとめ①、まとめ②、まとめ③の続きである。今記事が『現代思想の冒険』に関する最後の記事になるので、全体の感想も含めて書いていきたい。 終章 エロスとしての世界 ①バタイユ ②竹田青嗣 感想 ①全体として ②内容…

竹田青嗣 『現代思想の冒険』 まとめ③ フッサール、ハイデガー

竹田青嗣『現代思想の冒険』について、まとめ①とまとめ②に続く、まとめ③である。前回までの所で、人間が抱える秩序についての考えの、”リアルさ”、”ほんとうっぽさ”が問題となった。そこで竹田は、フッサールを取り上げる。 第五章 現象学と〈真理〉の概念(…

竹田青嗣 『現代思想の冒険』 まとめ② ヘーゲルと反ヘーゲル

前回の続きである。今回は、第三章「近代思想の捉え返し」と、第四章「反=ヘーゲルの哲学」をまとめた。 第三章 近代思想の捉え返し ①デカルト ②カント ③ヘーゲル ④マルクス 第四章 反=ヘーゲルの哲学 ①キルケゴール ②ニーチェ 第三章 近代思想の捉え返し …

教養強化 竹田青嗣 『現代思想の冒険』 まとめ① ポストモダン社会と現代思想

竹田青嗣『現代思想の冒険』を読んだ。 この本は現代思想の入門書である。嘘みたいに難解な現代思想を、初学者にも分かりやすい形で解説してくれている。しかし如何せん、内容を詰め込みすぎていて、取り上げる思想家が余りにも多い。読むのだけで十時間くら…

感想 外山恒一 『政治活動入門』

外山さん関連で連続してしまうが、新著『政治活動入門』を読んだ。 一行で感想を要約すると、『政治活動入門』は、「外山恒一がガチで自分のラジカルな活動を世に知らしめようとしてきた‼‼」と感じる本である。以下、章ごとに感想を書いていく。 ①第一章 「…

外山恒一主催 第十四回「教養強化合宿」 7000字レポート

革命家・外山恒一さん主催の教養強化合宿というものがある。 note.com サイトにあるように、衣食住に関しては全て無料、参加者が負担するのは交通費だけ。それでいて、“九時五時”で、マルクス主義、左翼運動史、そしてポストモダン思想を、外山さんが学生に…